オウギタケ科 | オウギタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
アミタケと一緒に生える事があるきのこで、こちらも食べられる。痛みやすいが、ぬめりがあり美味しいため、アミタケだけに目を向けるのではなく、オウギタケにも目を向けるとよい。あと、鮮やかな色なので見つけやすい。 |
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特徴 傘表面は淡紅色で、強い粘性があり、古くなると黒いシミがある。ヒダは疎で垂生で、白色のち灰黒色。柄の上部に綿毛状のツバがある。 |
テングタケ科 | テングタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
とても大きいのでびっくりするきのこの一つ。大きな鱗片はややとれやすいが残るので、魅力がある。シロオニタケは純白で、ツバも鱗片もとれやすく、とれた個体も多いため、オオオニテングタケの方が男っぽい。でも、一番上の個体はなんとなく女っぽい。 |
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特徴 傘表面は白色〜淡黄褐色で、淡褐色の鱗片をつけ、条線 は無い。傘は約10〜30cmで、まんじゅう形〜平らに開き、漏斗形になる。柄表面は淡褐色で下部は混紡状にふくらみ、柄は地下に伸長し、しばしばひび割れる。大きなツバがある。子実体は大型〜超大型で、7〜9月にアカマツまじりのシイカシ林又はコナラ林に発生する。 |
ヒドナンギウム科 | キツネタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
アンモニア菌で動物の死骸や糞尿から発生し、この個体はイノシシ罠から発生していた。おりの中に群生していたため、きのこの事を知らない人はびっくりするだろう。 |
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特徴 傘表面は黄褐色を帯びた肉色で細かいササクレがある。傘はまんじゅう形〜平ら〜中心がややくぼむ。ヒダはやや疎で、帯紫肉色。柄は縦の維紋があり、根元は紫色の菌糸におおわれる。 |
イグチ科 | ニガイグチ属 | 撮影地 広島県 |
あまり多くなく、個人的には比較的珍しいと思っている。二がイグチの仲間だがあまり苦くなく、食用にされる。黒く変色するため、料理では黒っぽく見える。 |
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特徴 傘表面は、灰褐色〜黒褐色で、ビロード状。管孔は白色のち帯紅色で、孔口は小型。柄は灰褐色。肉は白色〜紅色〜黒色。 |
タバコウロコタケ科 | タバコウロコタケ属 | 撮影地 鹿児島県 |
採集禁止の場所に発生していたため、サンプルが無い。そのためはっきりとした特徴が分からず、同定に自信が無い。原色日本新菌類図鑑Ⅱの絵に似ていたため、こう同定した。 |
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特徴 傘表面は褐色で、環紋をあらわす。傘は半円形で、周囲波立つ。孔口は小型だったように思う。子実体は重生し、広葉樹枯れ木に発生。 |
チャワンタケ科 | チャワンタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
親戚の家の畑に行きました。立派なチャワンタケだが、名前がすぐ分かるものではない。図鑑を出してきて、まず肉眼特徴をたしかめたが、分からない。なので、顕微鏡観察をする事にしたすると子嚢が大きかった。ほかにもいろいろな特徴から本種にいきわたった。 |
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特徴 子実盤は椀型で、いくつか連なっているように見える。子実層は淡黄褐色色。 春と秋の2度、腐植の含む土上に発生。 |
ヌメリガサ科 | アカヤマタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
図鑑ではオオヒメノカサ近縁種となっていてそうすべきかもしれないが、とりあえずこの種で記載する。 |
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特徴 傘表面は黒褐色の放射状の繊維紋がある。ヒダは疎で小ヒダがあり、白色。柄は淡灰黄色〜淡灰褐色。子実体コケの生えた草地や芝生に発生する。 |
ホウライタケ科 | ホウライタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
大きくて見応えがある。特に菌輪を描いたものは、本当にすてきである。採集しようと思っても、どうも菌糸マットの様であり、採集しにくい。ヒダは粗くきれい。 |
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特徴 傘表面は黄褐色で、中央は褐色で、放射状の溝線がある。ヒダは疎。肉は皮質。柄はより強靭。子実体は春から秋に発生し、枯れ葉を分解する腐生菌である。 |
イグチ科 | キアミアシイグチ属 | 撮影地 兵庫県 |
オオミノクロアワタケを漢字で書くと多くの人は大実の黒泡茸と書くだろう。でも本当は大胞子黒泡茸と書いて、オオミノクロアワタケと読む。胞子が大きいためこう命名されたようだ。食用とする人もいるようだが食べているひとも少ないため、食べない方が無断。 |
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特徴 傘表面は暗帯褐灰色で、柄は傘と同色で網目模様が有る。胞子は大型。 |
コフキサルノコシカケとオオミノコフキタケの違いが僕にはよく分からないので、オオミノコフキタケ?からコフキサルノコシカケ(広義)に変更さしていただきます。
ベニタケ科 | ベニタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
傘表面は特徴的で、他の種類との区別は簡単。この写真のように典形だと分かりやすいが、典型でなければ傘表面の模様は分かりにくい。区別には柄に細点が有る事で簡単。傘の微妙なバランスの変異も楽しい。 |
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特徴 傘表面の表皮は黄土褐色で、著しいしわがある。表皮がひび割れ、淡黄土色の表面と放射状の溝線をあらわす。ヒダの縁部は縁取られる。柄は汚黄土色の地に褐色の細点がある。肉に臭気があり味は辛い。 |
ルトストロエミア科 | ランツラ属 | 撮影地 兵庫県 |
1mm前後のとても小さなきのこで、シイカシ類の落ち葉をいくら探してもなかなか見つからない。でも1個体見つかると、たくさん見つかる。小さいため採集例は少ないが、おそらく日本全国に普通に発生していると思う。このようなきのこが見たいと思うようになれば、完璧きのこマニアと言えると思う。 |
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アンズタケ科 | アンズタケ属 | 撮影地 兵庫県 |
オトヒメアンズタケの名前は図鑑に載っていないので、聞き慣れない。真夏には特殊なきのこが生えるが、このきのこもその一つだ。オトヒメアンズタケは柄に紅色は帯びないが、この個体は帯びるため、近縁種とした。 |
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特徴 傘表面の中央はオリーブ褐色で、他は暗紅色。柄は傘と同色。しわひだは白色。 |